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キャノーラ油は本当に体に悪いのか?知っておきたい健康への影響

「体に悪いって聞いたけど本当?」
「キャノーラ油の代わりは?」

こんな悩みを解決できる記事を書きました。

私は10年以上の看護師経験を持ち、現在は日々お客様の健康や栄養に関する相談を受けています。

毎日料理をしていると、「キャノーラ油って体に悪いのかな」と気になりますよね。

調べてみると、製造方法や成分の面で、いくつか見過ごせないポイントがあることがわかりました。

「安くて使いやすいから」と何となく選んでいた油が、毎日の健康を左右しているとしたら、放っておけません。

そこでこの記事では、キャノーラ油が「体に悪い」と言われる理由と選ぶときに見るべきポイントをわかりやすく解説します。

自分や家族のために「安心できるものを選びたい」と思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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キャノーラ油とは?

菜種とキャノーラ油

キャノーラ油は、アブラナを品種改良した「キャノーラ」という品種から作られる油です。

アブラナから作られる油を「菜種油」と呼びますが、もともと使われていたセイヨウアブラナ(菜種)には、「エルカ酸」など心臓に負担をかけるとされる不安成分が含まれていました。

「これを安全に食べられるように」とカナダで品種改良されて誕生したのが「キャノーラ油」です。

安くて大量生産できるため、スーパーに並ぶ油のほとんどが、この輸入キャノーラ種で作られています。

一方で、「国産菜種100%」として売られている油は、日本で改良された、エルカ酸を含まない安全な菜種が使われています。

なぜ「体に悪い」と言われるのか

安全性が高いはずのキャノーラ油が、なぜ「体に悪い」と言われるのでしょうか。

実は、原料そのものよりも、製造方法や加熱による成分の変化に問題があると指摘されています。

安心できる素材から作られていても、製造の過程や使い方によっては、体への影響が変わってくるのです。

次の章では、具体的な理由を6つに分けてご説明します。

キャノーラ油が体に悪いと言われる6つの理由

菜種畑の機械

キャノーラ油が体に悪いと言われる理由は以下の6つです。

  • 遺伝子組み換えの原材料が使われている
  • ノルマルヘキサンが使用されている
  • トランス脂肪酸の多さ
  • ヒドロキシノネナールの危険性
  • アレルギーや炎症を引き起こす
  • 記憶力や学習能力が低下する

遺伝子組み換え原料が使われている

市販のキャノーラ油の多くには、遺伝子組み換え原材料が使われています。

ネット上では「アレルギーの原因になるのでは?」といった不安の声もよく見かけますよね。

結論から言うと、現在市販されている遺伝子組み換え作物そのものが、健康に悪影響を与えるという確実な証拠は現時点では見つかっていません。

WHO(世界保健機関)も、

「現在市場に出ている遺伝子組み換え食品による健康被害は報告されていない」

という立場をとっています。

とはいえ、長期的な影響については、まだ研究が続いている段階です。

「口に入るものだからこそ、少しでも不安があるものは避けたい」

という方は、原材料に何が使われているかを確認しておくことが大切です。

関連記事:遺伝子組換え食品は体に悪い?メリット・デメリットをわかりやすく解説

参考:Genetically modified foods and human health: a comprehensive review and cross-national time-trend analysis

ノルマルヘキサンが使用されている

キャノーラ油の多くは「抽出法」という方法で作られています。

この製造過程で使われるのが、

石油系の溶剤「ノルマルヘキサン」

です。

ガソリンにも含まれる物質で、毒性があることが知られています。

高温処理で最終製品には残らないとされていますが、石油系の溶剤で処理されていると聞くと、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

気になる方は、化学溶剤を使わない「圧搾法」で作られた油を選ぶと安心です。

トランス脂肪酸の多さ

キャノーラ油には、他の油と比べてトランス脂肪酸が多く含まれています。

【トランス脂肪酸とは?】

悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす脂肪酸。

摂りすぎると動脈硬化や心血管疾患のリスクを高めるとされています。

WHO(世界保健機関)でも、1日の摂取量を総エネルギーの1%未満(約2g以下)に抑えるよう推奨している成分です。

実際に、日清オイリオが公表しているデータ(2023年4月時点)を見てみましょう。

商品名含有量(100gあたり)
日清サラダ油1.2g
日清キャノーラ油0.8g
日清一番搾りべに花油0.1g未満
MCTリセッタ0.8g
日清こめ油0.3g
日清アマニ油0.3g
ボスコエキストラバージン
オリーブオイル
0.1g未満
日清ヘルシーごま香油0.6g
参考:日清オイリオ‐油に関するQ&A

このように、オリーブオイル(0.1g未満)と比べると、キャノーラ油の数値が高いことがよくわかります。

ヒドロキシノネナールの危険性

キャノーラ油を約200℃以上で加熱すると、「ヒドロキシノネナール(HNE)」という物質が発生します。

【ヒドロキシノネナールとは?】

油が酸化することで生じる毒性の強い物質。

体内の細胞膜や悪玉コレステロールに付着し、細胞を傷つけるリスクがあるとされています。

現時点では動物実験での確認にとどまっていますが、揚げ物の油を使い回したり、長時間加熱したりするとリスクが高まるため、注意が必要です。

参考:KAKEN

アレルギーや炎症を引き起こす

キャノーラ油に含まれるリノール酸(オメガ6脂肪酸)を摂りすぎると、体内の炎症が促進される可能性があります。

リノール酸は体に必要な成分ですが、現代の食生活では加工食品や外食を通じて過剰摂取になりがちです。

体の炎症を抑えるオメガ3脂肪酸(アマニ油やエゴマ油)とのバランスが崩れると、アレルギーや慢性的な炎症(肩こり・関節の痛みなど)につながります。

キャノーラ油でさらにリノール酸を上乗せしないよう、使いすぎには注意しましょう。

記憶力や学習能力が低下する

アメリカのテンプル大学の研究で、キャノーラ油を摂取したアルツハイマー病のマウスに、記憶力・学習能力の低下が見られたと報告されています。

研究によると、キャノーラ油を与えたマウスの脳内では、アルツハイマー病の原因物質とされる「アミロイドβ42」が蓄積しやすくなることがわかりました。

マウスの実験結果がそのまま人間に当てはまるわけではありませんが、毎日使う油だからこそ、こうしたリスクも頭に入れておきたいですね。

参考:Newsweek‐キャノーラ油で認知症が悪化する──米研究

キャノーラ油の代用品

机に並んだオリーブオイル

ここまで読んで、「じゃあ何の油を使えばいいの?」と思った方も多いのではないでしょうか。

我が家では用途によって、以下の2つを使い分けています。

  • こめ油
  • オリーブオイル

こめ油

揚げ物をするときは、こめ油がおすすめです。

こめ油はオレイン酸を多く含み、酸化しにくいのが特徴です。

酸化しにくいということは、加熱しても劣化しにくいということ。

また、オリーブオイルだと独特の風味が料理に移ることがありますが、こめ油はクセがなく、揚げ物をすっきりと仕上げてくれます。

価格も比較的手頃なので、日常使いにぴったりです。

オリーブオイル

炒め料理などの日常使いには、オリーブオイルがぴったりです。

こめ油と同様にオレイン酸を豊富に含むため、熱に強く酸化しにくいという特徴を持っています。

また、主成分のオレイン酸には悪玉コレステロールを減らす働きがあります。

そのため、以下のような生活習慣病の予防にも役立つと言われています。

  • 動脈硬化
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞など

加熱調理に強く、さらに家族の健康も守ってくれるので、毎日のメイン油として安心して使えます。

油を選ぶときのポイント

器にオリーブオイルを移す

日常使いにぴったりなこめ油とオリーブオイルですが、さらに以下の3つのポイントを意識すると、より安心して使える油を選べます。

  • 遮光性の瓶に入ったものを選ぶ
  • 圧搾法の油を選ぶ
  • 原料にこだわった油を選ぶ

遮光性の瓶に入ったものを選ぶ

油を選ぶときは、容器にも注目してみましょう。

油はもともと熱・光・酸素に弱い食品です。

これらに触れることで、どんな良い油でも酸化して有害なものに変わってしまいます。

容器はペットボトルよりも瓶、さらに透明な瓶よりも光を通しにくい遮光性の瓶を選ぶのがおすすめです。

保管場所も、コンロの近くや窓際は避けて、暗くて涼しい場所に置くようにしましょう。

圧搾法の油を選ぶ

容器の次は、製法にも目を向けてみましょう。

油の製法は主に3つあります。

圧搾法(一番搾り)圧力だけで油を搾り取る。化学溶剤を使わないため安全性が高い
抽出法(化学処理)石油系溶剤のノルマルヘキサンで油を抽出する
圧抽法圧搾法と抽出法を組み合わせた製法

この中でおすすめは圧搾法です。

化学溶剤を一切使わず、圧力だけで油を搾り取るため、栄養素も守られやすく安心して使えます。

一方、抽出法は先述したノルマルヘキサンのリスクが伴うため、気になる方は圧搾法を選びましょう。

原料にこだわった油を選ぶ

さらにこだわるなら、原料にも注目してみてください。

おすすめは国産の原料で作られた油です。

日本では遺伝子組み換え作物の栽培が禁止されているため、国産原料なら先述した遺伝子組み換えのリスクを避けられます。

さらに希少ではありますが、有機JAS認定を受けた油なら農薬や化学肥料不使用の原料から作られているため、より安心です。

おすすめの油2選

ここまでのポイントを踏まえて、おすすめの油を2つご紹介します。

  • つの食品 圧搾一番搾り 国産こめ油
  • 有機エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル ドルチェ

つの食品 圧搾一番搾り 国産こめ油

つの食品 圧搾一番搾り 国産こめ油

江戸時代から続く伝統の「圧搾製法」で仕上げた、こだわりの国産こめ油です。

最大のこだわりは、溶剤などの薬品を一切使わないこと。

米ぬかに含まれるわずか20%の油分のうち、圧力だけで搾り出せるのはさらにその半分。

原料からたった10%しか得られない、非常に希少で純度の高い油です。

酸化しにくく加熱にも強いため、炒めものはもちろん、ドレッシングや手作りマヨネーズなど、あらゆる料理に自信を持っておすすめできる一本です。

有機エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル ドルチェ

有機エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル ドルチェ

炒め料理におすすめなのが、こちらの有機オリーブオイルです。

南イタリア産の有機オリーブを使用し、収穫後24時間以内にコールドプレス(低温圧搾)製法で搾油しています。

有機JAS認証とEUオーガニック認証を取得しており、原料と製法の両面で安心して使える油です。

やさしい香りでどんな料理にも合わせやすく、パンにつけてもおいしいですよ。

まとめ:キャノーラ油を見直そう

今回は、キャノーラ油が「体に悪い」と言われる理由と、代わりに使いたいおすすめの油についてご紹介しました。

最後に、この記事のポイントを整理しておきます。

  • キャノーラ油は気になるポイントがある
  • こめ油とオリーブオイルがおすすめ
  • 遮光性の瓶・圧搾法・国産原料を意識する

毎日使う油だからこそ、少し意識を変えるだけで体への影響は大きく変わります。

まずは一本、いつもの油を見直してみることから始めてみてくださいね。

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この記事の著者

吉廣 まりえ

REVERT セラピスト/ファスティングカウンセラー|医療現場で10年以上勤務した元・看護師 | 薬や対症療法への限界を痛感|予防医学・栄養学を学ぶ|現在は整体と食事サポートを軸に根本的な体質改善をサポートしている。

“キャノーラ油は本当に体に悪いのか?知っておきたい健康への影響” への2件のフィードバック

  1. 紹介、宣伝しているボーソーのこめ油は化学溶剤のノルマルヘキサンを使って抽出しているとボーソー油脂のホームページで説明しています。このブログページでの説明ととても矛盾しています。
    抽出法で作られており、圧搾法でもありません。間違った文面、誤解を生みます。

    • ご指摘いただきありがとうございます。
      本商品はノルマルヘキサンを用いた抽出法で製造されているため、説明が不足しており誤解を招く内容となっておりました。
      該当箇所は修正いたします。
      貴重なご指摘ありがとうございました!

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